Kindleセール：まだ間に合うよ！「講談社ノベルス大特集 」セールのおすすめミステリ作品＆一口レビュー！

セール対象作品の中には20％ポイント還元のタイトルも多数ありますので、二重におトクなセールとなっていますよ〜。

「すべてのトリックが不成立であることを立証する」ってそりゃ逆だろ！ってツッコミたくなってしまいますが、読めば納得の本格ミステリ。強烈なキャラの主人公と怒涛の推理合戦はやみつきになりますよ〜。

いまだかつてここまで”ビッチ”という単語が連呼されたミステリはないのでは？などと、しょーもないこと気にしてしまったが、読み終えて振り返るとしっかりと本格ミステリをやっていたなぁ、と感心してしまいました。新感覚の本格エロミス。

ミステリのお約束やセオリーに、というか”ミステリ”そのものに真っ向から挑んだ麻耶雄嵩作品随一の問題作。ミステリに精通している人ほど度肝を抜かれるはず！このハチャメチャっぷりを受け入れることができるか、という人間の器が試されますよ。。。

一般読者から公募した社会設定をベースに書かれた京極夏彦さんの近未来SF。SFだけどしっかりミステリです。京極夏彦さんとSFの相性が良いことにまず驚きましたが、とにかく近未来社会の描写が興味深いんですよ。あ〜未来はこんな感じになるんだろうな〜、ってゆうリアルさとミステリの面白さが見事に融合しています。

”究極のトリック”に挑んだ意欲作。正直、ちょっと無理があるような・・・、という点もあるのですが、この題材に挑んだ深水黎一郎さんの心意気に乾杯！ちなみに河出書房新社によって「最後のトリック」と改題されて文庫化されていますが、同じ作品なのでご注意を。

ミステリーランドで発表された「闇のなかの赤い馬」を含む連作短編集。恐怖や狂気を描いた作品の多い竹本健治さんですが、元がミステリーランドということもあってか、バランスがよく読みやすいです。初めての竹本健治作品チャレンジにおすすめですよ〜。

”共感覚”という珍しい題材で描かれたミステリのシリーズ第2弾。正直、インパクトとしては1作目の「キョウカンカク」の方が強烈でしたが、こちらはすでに文庫化されているので残念ながらセール対象外です。ちなみにこのシリーズは講談社タイガで継続中です。