今年も残すところあとわずかとなってまいりましたが、ミステリ愛好者にとって12月といえば、そう!「このミステリーがすごい!」と「本格ミステリ・ベスト10」の発売ですよね!
今年も、12月5日に「2017 本格ミステリ・ベスト10」が、そして10日に「このミステリーがすごい! 2017年版」が発売されました。残念ながらどちらもKindle版はないため紙の本のみとなります。
”ききはこ”は新刊をいち早く購入するというよりは、この2冊のランキングから面白そうな作品を探すことが多いので、今年も楽しみにしておりました。
そんな2017年版「このミステリーがすごい!」&「本格ミステリ・ベスト10」について、ランキングに掲載された作品をKindleで読むことができるかどうかをチェックしてみました。
この記事には両ミステリランキング掲載作品のネタバレにもなりますので、買ってからじっくりランキングを確認したいよ!という方はご注意ください。
それでは、「このミステリーがすごい!」と「本格ミステリ・ベスト10」の国内編・海外編をそれぞれ見ていきましょう。(サムネイル画像のみの書籍について、特に記載がないものはKindle版が存在するものとなります。)
【追記】
両誌に掲載されたミステリ作家の新作情報や近況をまとめた記事もありますので、あわせてどうぞ。
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このミスの表紙のネコは「ニャームズ」といいますが、毎回表紙の裏に掲載されているマンガが面白いのですよね〜。今年は乱歩作品を取り上げているのですが、ニャームズがかわいいです!
このミステリーがすごい! 2017年版 : 国内編
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第2位
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第4位
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第6位
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第7位
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第8位
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第9位:Kindle版なし
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2017 本格ミステリ・ベスト10 : 国内編
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第2位
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第4位
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第5位
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第6位
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第8位
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第9位
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このミステリーがすごい! 2017年版 : 海外編
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第4位:Kindle版なし
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第5位:Kindle版なし
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第7位:Kindle版なし
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第10位
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2017 本格ミステリ・ベスト10 : 海外編
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第2位:Kindle版なし
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第3位:Kindle版なし
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第4位:Kindle版なし
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第5位:Kindle版なし
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第6位:Kindle版なし
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第7位:Kindle版なし
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第8位:Kindle版なし
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第9位:Kindle版なし
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以上となります。
さすがに国内編についてはほとんどの作品のKindle版が出ていますね。唯一Kindle版がなかったのが宮部みゆきさんの「希望荘」となりますが、これは著者のスタンスによるところなので残念ですが仕方がないですね。
それはともあれ、このミス1位は竹本健治さんの「涙香迷宮」でした。今作は牧場智久シリーズの本格パズラーだそうですね。竹本健治さんといえば”ききはこ”的には「かくも水深き不在」や「汎虚学研究会」のように狂気や恐怖を扱った作品が好みなのですが、是非とも読んでみようと思います。
そして、本格ミステリ・ベスト10の1位は井上真偽さんの「聖女の毒杯」でしたね〜。前作「その可能性はすでに考えた」と共に高い評価を受けているようで、井上真偽さんのファンである”ききはこ”としては嬉しい限りです。ちなみに、前作は現在、講談社のセールで58%OFF+20%ポイント還元というお買い得価格になっていますよ!15日までのセールとなりますのでお見逃しなく!
いや〜、今年も面白いランキングでしたね。つい先日、米澤穂信さんの古典部シリーズ最新作「いまさら翼といわれても」が発売されましたが、来年も再びランキング上位にくるのではないでしょうか!楽しみですね!